アジアの大学のランキング 英タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの13の指標

シンガポールの大学がかなり上位だね

格差ありの政策だしね

 

イギリスの教育専門誌がアジア各国の大学の最新のランキングを発表し、シンガポールの大学がトップに立った一方、このランキングで3年連続でトップだった東京大学は7位に転落しました。
イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は、研究内容や論文の引用回数など13の指標を基にアジアの大学のランキングを発表しています。
日本時間の21日発表されたことしのランキングでは去年まで3年連続でトップだった東京大学が7位に転落しました。
東京大学は教育の質では全体の1位だったものの、学生と教員の国際性では70位となっていて順位を押し下げた要因になりました。
日本の大学では京都大学が去年の9位から11位に、東北大学も去年の19位から23位に後退し上位100位以内の大学は去年より5校減って14校となりました。

トップはシンガポール国立大学、2位は、同じシンガポール南洋理工大学と中国の北京大学となり、特に中国の大学は上位100校以内に日本を上回る22校が入りました。
これについてイギリスの教育専門誌は、シンガポールや中国の政府が大学に潤沢な資金を投入し優秀な人材を集めているのに対し日本では「20年間にわたって大学が資金の制約を受けており世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」と指摘しています。
この教育専門誌が去年、発表した世界の大学ランキングでも東京大学シンガポールと中国の大学に抜かれ、アジアのトップから転落していました。

アジアの大学ランキング
イギリスの教育専門誌が発表したアジアの大学ランキング

 

7位は、東京大学
11位が京都大学

23位が東北大学

24位が東京工業大学
30位が大阪大学

34位が名古屋大学

46位が筑波大学

48位が九州大学

49位が北海道大学


私立大学では、111位から120位の間に順天堂大学、慶応大学、
121位から130位の間に東京理科大学早稲田大学、161位から170位の間に
近畿大学などとなっています。

 

馳大臣は、「国立大学への運営費交付金や私立大学への私学助成など、基盤的経費をしっかりと確保するという『安定性』が、高等教育機関にとっては、いちばん重要だ。学長や経営主体の頑張りに期待したいが、大学側の予算要望にも、しっかり応えていかなければいけないと思っている」と述べました。 

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東大4年連続1位逃す、トップ50に9大学…THEアジア世界大学ランキング2016 英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education、THE)は6月20日(現地時間)、Webサイトで2016年のアジア大学ランキングを発表した。東京大学は2013年から2015年まで3年連続の1位を保っていたが、2016年は7位だった