ロイヤル・ダッチ・シェルが日本の電力小売市場に参入

ロイヤル・ダッチ・シェルが日本の電力小売市場に参入

本来こういうのは日本のベンチャー企業とかがどんどん参入して市場を盛り上げて
そこでマーケットシェアとって逆に海外に売っていく企業を育てるのがいいのだけどね


石油世界大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは日本の電力小売市場に参入し、販売を始めた。蓄電池を活用した再生可能エネルギーの需給を制御するシステムの提供も検討する。日本では2021年度から需給制御システムの導入が本格化する見通し。先行する欧州企業の参入で、次世代電力を巡る主導権争いが本格化しそうだ。

シェルは経済産業省から小売電気事業者の登録を受け、卸市場から調達した電力をまずは事業者に販売


英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは、日本の電力小売市場に参入し、販売を始めた。環境にやさしい排ガスのない電気自動車(EV)が普及すれば、ガソリン需要は減少する。石油会社の経営も岐路に差しかかり、EVに電力を売る経営戦略だろう。さらに蓄電池を活用した再生可能エネルギーの需給を制御するシステムの提供も検討中という。

 2009年11月に始まった、家庭用の太陽光発電の電力余剰分を電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、この11月以降に買い取り期間10年の契約が順次満了となり、買い取り価格が大きく下落する。

 こうした家庭は新たな売電先を探すか、自家消費に回すしかない。自家消費となればEV購入の動機になる。EVのバッテリーは、スマートグリッド(次世代送電網)なので、停電など非常時の電源にもなる。