17世紀後半以降、東方貿易で、ヨーロッパの香

17世紀後半以降、東方貿易で、ヨーロッパの香辛料の人気がさがり、替わりに茶や...17世紀後半以降、東方貿易で、ヨーロッパの香辛料の人気がさがり、替わりに茶や綿織物の需要が高まったらしいのですが、

 

どうして香辛料の人気が下がったのでしょうか?

 

この人気が下がらなければ、香辛料貿易を独占していたポルトガルやスペインが、後から参入した英や仏に負けることはなかったと思うんですが・・・ヨーロッパの人口が増大し、それに見合う量の牛肉を供給しようと大量に牛を放牧しすぎて、牧草地が劣化しました。そのため牛の数が激減して牛肉価格が上昇した。

当時の香辛料の需要が肉の保存ですから、マーケットが無くなったということ。

この背景には、ペストの蔓延による人口減少による人件費の高騰があります。貧乏人が減ったので、多くの人が牛肉を欲しがったのです。しかし、増えた需要に見合う供給ができるだけの牧草地がヨーロッパにはなかった。